セカンドライフを自分のやりたいことで起業したいという方も
多いのではないでしょうか。
かくいう私も50歳を超えて起業しました。
「起業しよう」と決心したあなたは具体的に何から始めるでしょうか。
ビジネスプランを作成しますか?
交流会などへ行って人脈作りから始めますか?
それとも資金計画を先にたてますか?
どれも正しいとは思いますが
私は何よりも先に「起業家マインド」というのはどういうものなのかを
正しく理解して見つけていくのが先決と考えます。
特にサラリーマンや公務員などの給与所得者の方が起業家になるためには
早くからこの「起業家マインド」を見つけたうえで起業する事が望ましいと言えます。
起業家になったからには全ての結果責任を自分自身が負わなければならないのです。
起業家になると決めたからにはその「覚悟」が必要不可欠なのです。
ここでは起業を思いたったら
是非、身につけて頂きたい「6つの起業家マインド」について解説してまいります。
目次
1.お客様の問題・課題解決により報酬を頂くマインド
起業したら「今日は〇〇時間働いたから〇〇円分の仕事をした」というような
時給感覚は通用しなくなります。
何時間費やそうが結果が伴わなければ報酬には結び付きません。
逆を言うと、そんなに時間をかけなくても成果がでれば良いのです。
ビジネスとは顧客の困っている事(問題、課題)を解決し
その対価として報酬を受け取ります。
とにかく「問題、課題解決ありき」というの基本スタンスになります。
ところが、相談などを持ちかけられても「私には荷が重い」とか
「私なんかにできるわけがない」と言って
せっかく持ち掛けられた相談を他の人に投げたり、断ったりする人をよく見かけます。
これは仕事に自信が持てないという事ではなく
自分のことしか考えていない=自己中の裏返しです。
そもそも、困っているお客さんとしっかりと向き合っていません。
問題解決をするという意識が皆無といっても過言ではないでしょう。
起業家たるものこれではいただけません。
まずは、お客様のお困りごとにしっかり耳を傾けるのです。
そして、「自分のできる事」、「できない事」を見極めたうえで、
「できる事」から始めていって
「できない事」は「できる人」を探して解決していけばよいのです。
”お客様の問題、課題を解決することで報酬を得ているのだ”というマインドを
常に持ち続けることです。
2.脱完璧主義マインド
ここで言う「脱完璧主義」とは行動の大切さを表現した言葉です。
初めての起業の場合は綿密な計画を立てて臨むことになると思います。
ここでありがちなのが「完璧な計画」をたてようとすること。
しかし、よく考えてみてください。
「完璧な計画」というのはあり得るでしょうか?
あり得ないですよね。
”「完璧な計画」をたてなければいけない”という思い込みが
行動を抑制してしまうというケースが、初めての起業の場合に
往々にして見られます。
ある程度の計画ができたら、即行動に移すことです。
行動しない事には課題が見えてきません。
起業したての頃はとにかく「トライ&エラー」を繰り返すことが大事だといわれます。
「トライ&エラー」によって、あなたの提供するサービス、商品は
お客様の望むものへと変貌を遂げていく事でしょう。
「計画50%・行動50%」というマインドセットが肝要です。
3.小さく初めて大きく育てるマインド
初めての起業の場合、いきなり大きな利益をあげようと無理をするより、
小さな成功を積み上げていって徐々に大きくするというように
スモールステップを踏んでいく手順が望ましいです。
ビジネスはギャンブルとは違いますから
「一発逆転を狙う」という発想は非常に危険です。
リスクヘッジはしっかりとしなければなりません。
ビジネス自体が成り立たなくなりますし、多くの人に迷惑を掛ける事にもなります。
「トライ&エラー」を継続していって
小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
その先には大きな成功が待ち構えているはずです。
4.失敗は途中経過に過ぎないマインド
特にビジネスを始めたばかりの頃は、細かな失敗が数多くあります。
ここで注意して欲しいのは「失敗はただ事実があっただけ」という考え方です。
成功だの失敗だのを論ずるのはまだまだ先の話です。
一見失敗と思われる出来事でも、「当初の狙いとは違っていた」という事実で捉えるべきです。
失敗というのは解釈です。
解釈ではなく事実を捉えるようにしましょう。
いちいち立ち止まってはいられません。
事実を客観的にとらえられるようになると、対策が立てられますし、修正もききます。
ビジネスの基本はPDCA(P=PLAN,D=DO,C=CHECK,A=ACTION)です。
事実を客観的に捉えて対策をたてて、次の行動を起こしていけばよいのです。
「失敗はただその事実があっただけ」と図太くいきましょう。
5.あなたのサービスを理解できる人とマインド
万人向けのサービスというのはほとんどありません。
あなたの提供するサービスも理解してくれる人もいれば理解してくれない人がいるはずです。
あなたのサービスは万人向けに提供するサービスですか?
そうでないのであれば、あなたのサービスを理解してくれる方だけと
ビジネスをすればよいのです。
サービスを理解しない人を深追いしてはいけません。時間の無駄です。
あなたのサービスを理解してくれる人とビジネスをする事が成功への道です
そのために提供する商品、サービスのターゲットを明確にしておくことも
合わせて重要な事になってきます。
6.ゆでガエルにならないマインド
ゆでガエル理論とは、カエルを熱湯の中に入れると驚いて飛び出しますが、
常温の水に入れて徐々に熱すると、カエルはその温度変化に慣れていき、
生命の危機と気づかないうちにゆであがって死んでしまうという話です。
これは何を指しているのかというと
これは常に危機感を持っていなければゆでガエルのようになってしまうという話です。
具体的に言うと、給与所得者の様に
毎月決まった日に給料が振り込まれる安定した状態というのは
いわゆるぬるま湯ですからぬるま湯に浸かり続ければ心地よく
進化成長することを避けるようになり、
どんどん能力が劣るようになって
気づくとビジネスの場では使い物にならない人材になっていく・・・
あるいは
素晴らしい成果を上げたのにも関わらず満足してしまい
満足したことを堺にして急降下していくような状態です。
起業を思いついたあなたには、こんな状態ではないと思いますが
起業して成功を収めた人でも、気づくと「ゆでガエル状態」になっていた。
という話はよく耳にします。
ここで声を大にして言いたいのが「常に危機感を持つ」ということです。
これがなくなれば後は転落の道が待っているばかりです。
チャレンジャー精神を忘れずに日々行動していってください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
起業家になるうえで起業家マインドへ変革する事の大切さと
6つのポイント
- お客様の問題、課題解決が報酬につながる
- 脱完璧主義
- 小さく初めて大きく育てる
- 失敗は途中経過
- サービスを理解してくれる人とビジネスを
- ゆでガエルにならない
以上の考え方を変革のポイントとして述べてまいりました。
どれも今から身につけられる考え方だと思います。
上手に起業家マインドに変革する事ができれば
新しいビジネスもより早く軌道に乗るものと思います。
輝かしいセカンドライフを起業という形で実現するためにも
起業家マインドに一日でも早く変革していきましょう。